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SPGカードのオーバーシーズアシストとdカードゴールドの海外旅行保険は緊急時に役立たず

海外旅行保険をカード保険だけでまかなった

夏休み、ポルトガルに家族旅行に来ています。

いつもは海外旅行保険に入るのですが、金額だけ見ると私のアメックスのSPGカードとdカードゴールド、オットのデルタアメックスゴールドを合算すれば十分だと思い、別途入りませんでした。

海外旅行先でアレルギー症状

レンタカーを借りて周遊しており、リスボン近くのシントラという都市へ立ち寄り、カフェでクレープを食べたところ、ムスメに顔の蕁麻疹と口内の違和感というアレルギー症状が出ました。

ムスメはマカダミアナッツアレルギー持ちであり、アナフィラキシーショックの際のエピペンも処方されています。

ヘーゼルナッツにはアレルギーがないことを確認済みだったはずなのですが、クレープにかかっていたヌテラ(ヘーゼルナッツペースト)に反応したのかもしれませんし、店内の別の料理にマカダミアナッツを使っていて、かけらが紛れ込んだのかもしれません。

アメックスのオーバーシーズアシストに電話したけれども役に立たず

そこで、保有しているSPGカードのオーバーシーズアシストという24時間日本語で医療機関を案内してくれるサービスを利用することにしました。

ポルトガルの場合は専用の番号がないため、イギリスの電話番号にかけることになります。

コレクトコールも可能ですが、私は電話もかけられるプリペイドSIMを挿していたので直接かけました。

すぐつながり、ムスメにアレルギー症状が出ていることを伝えました。

カード番号を聞かれ、その後カードの種類や色を聞かれました。その後、カードの有効期限を聞かれ、医療機関案内のチームに転送されました。

この時点ですでに何分か経過しており、イライラが募ります。アナフィラキシーショックが出ているような場合はこの時点でアウトです。(その場合は私も救急車を呼びますが)

医療チームの方に症状を伝えると、保険対象外になるかもしれないとのこと。持病だからでしょうか。まぁ病院を紹介してもらえれば別にかまいません。

問題は、今「ポルトガルのシントラ市」にいることを伝えると、「その都市には紹介できる病院がないので、その近くに大きな都市はありますか?」とのこと。

近くの大きな都市と言われても、初めて来た国だしシントラの位置も、ポルトガルでどの都市が大きいのかすらわかりません。しかも検索手段もスマホしかなく、焦っている私に聞かれてもという感じです。むしろそっちで調べてほしい。

Googleマップを開いて見てみてもよくわかりません。首都のリスボンが大きいのはわかりますが、そこまでは1時間くらいかかります。

その旨を伝えると、「そうですよね。でもシントラにはご紹介できる病院がありません」の一点張りです。

「オーバーシーズアシストで紹介できないならば、アメックスの海外旅行保険のサービスでも医療機関を探してもらえないのですか?」と聞くと、「一応確認してみます。連絡のつく電話番号を教えてください」とのこと。

これは私のミスですが、プリペイドSIMの電話番号を調べておかなかったので答えることができませんでした。電話番号は先方にも表示もされていないとのこと。

仕方ないのでメールに連絡をしてほしいと伝えると、「まずテストメールを送るので確認したら返事をください」とのこと。電話を切って5分後くらいにようやくテストメールが届きました。

医療機関の紹介は電話の1時間20分後

もうアメックスは頼れないので、自力でなんとかするしかなくなりました。

警官が近くにいたので病院の場所を聞こうかとも思ったのですが、顔の腫れ以外は症状が治まっていたので、シントラの観光を中止して、病院の多そうなリスボンへ移動することにしました。

電話を切って30分後、「現地医療代理店を通してシントラの医療機関を探している」とのメールが入っていました。(アメックスはもう頼れないと思い、悪化した場合に備えてリスボン市内の病院を必死に検索していたので、このメールは見逃していました)

リスボンに到着した頃には顔の腫れも引き、安心できる状態にまでなりました。

電話を切って1時間20分後、現地医療代理店を通してシントラ市内の救急病院の手配をしてくれたというメールが届きました。

結果として手配してくれたのはありがたかったし、無駄になってしまったので申し訳なかったのですが、1時間20分後では緊急時には意味がありませんし、電話口では「シントラには紹介できる病院はない」と2回も言われたので、諦めてリスボンに移動したわけなので、不要なサービスとなってしまいました。

「リストにないけれども現地代理店を通して探します」と最初から言ってくれていれば多少安心できたのですが、そうではなかったのが残念です。

dカードゴールドの海外旅行保険も緊急時は役立たず

移動中にdカードゴールドの付帯海外旅行保険のデスクにも電話しましたが、日本は真夜中の時間帯だったため受付時間外でつながりませんでした。

基本的には後日保険金を請求するための番号のようです。

結論:SPGカードとdカードゴールドの海外旅行保険だけでは万全ではない

アメックスの海外旅行保険は24時間サポートしてくれるのはありがたいのですが、緊急時や大都市以外では不安を感じるレベルだと感じました。

dカードゴールドの海外旅行保険は海外からは全く使えませんでした。

ちょっとケガをしたとか、お腹が痛いくらいならいいのですが、緊急に備えるならば海外旅行保険は別に入っておいた方がいいと学びました。

また、今回は無事でしたが、ムスメに何かあったらと思うと、リスボンに向かわずにシントラで病院にかかっておくべきだったと反省しています。マネしないようにしてください。

SPGカードに入会するなら紹介で入るのがお得

これだけディスっておいてアレですが、羽田空港ではSPGカードを持っていたことでスカイラウンジが使えて便利でした。

同伴者1名まで無料なのですが、オット名義でもデルタアメックスゴールドを持っているので、家族3人無料でラウンジを利用できて最高でした。

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