育児

認可保育園に申込みながら落選を希望する親たち

興味深い記事を読みました。「認可保育園に落選」することを希望する親が増えており(もともと多かったのかも?)、申し込んだ時点で落選を希望することができるようになったそうです。

保育園「あえて落ちる」人が続出する本質理由

なぜ認可保育園に申し込んでおきながら落選したいのか?

要点

認可保育園にあえて落ちたい、内定しても辞退したい親がいる

激戦の保活に苦労したたらこにとって、はじめは意味がよくわかりませんでした。たらこにとって、認可保育園はお金を払ってでも入りたいものだったのです。

育休の制度が変わり、保育園に落ちた場合に限り、2年間育休が取れるようになりました。そのため、様々な理由で2年間の育休を取りたい親たちが、保育園に申し込みながらも落選したいと希望しているのです。落ちないと育休を延長できないから。

入っていた認可外保育園がつぶれて苦労した思い出

たらこのムスメは0歳児で認可保育園に落ち、ムスメを認可外保育園に入れてたらこは仕事に復帰しました。1歳児ではもっと認可保育園に落ちる可能性は高くなるし、たらこのポストがそれまで残っていると思えなかったからです。復帰はできても同じ仕事ができないのはたらこにとっては避けたいことでした。

その後、認可外保育園の経営が急激に悪化。つぶれるのは時間の問題だと思ったたらこは、フルタイムで仕事をしながら保活をすることになりました。認証保育園を含めた認可外保育園にかたっぱしから電話をかけ、空きがないか調べました。

ほとんどのところは「ない」との返事。それでも空きが出たら連絡をくれるよう手続きをするのですが、12月の寒空の中、0歳児を抱っこしながら外で書類を書かせる認証保育園もありました。かじかむ手でボールペンを握りしめながら書類を書きつつ、こんなところには入れたくないと思いながらも頭を下げたのは苦い思い出です。ストレスでじんましんになりました。

幸い空きのある認可外保育園にムスメを転園することができましたが、そこは子どもが芋洗い状態で預けられているところだったので、できれば避けたいと思っていたところでした。それでも預けられるだけ本当に良かったです。そこには2か月間だけお世話になり、1歳児の4月からは認可保育園に内定をもらうことができて今に至ります。

認可保育園の内定辞退は何が問題なのか?

そんな苦労を乗り越えて手にした認可保育園の切符だけに、内定を辞退する親がたくさんいて問題となっていると聞いて驚きました。内定辞退する親が増えると、以下のような問題が出てきます。

内定辞退をすると起きる問題

・本当に入りたい人が第一希望の保育園に子供を入れられない
・そのため兄弟がバラバラの園になることもありえる
・役所の事務処理の手間がかかり、税金が無駄になる

本当に入れたい人からしてみれば迷惑な話なのに間違いはありません。ただし、これには構造上の問題もあります。子どもの病気、配偶者の転勤、親の介護、自分自身の病気などなど、様々な理由で0歳児で仕事に復帰できない、したくない人もいるのです。それでも現在の制度上、育休を延長するためには必ず認可保育園に申込をしなくてはいけないのです。

その弊害を最小限にするためにとられたのが今回の措置で、「認可保育園に申込みをしながらも落選を希望する」ことができるようになったのです。付け焼刃的だなぁとは思うものの、賢明な措置ではないでしょうか。

できることなら0歳児で復帰をすすめる理由

とはいうものの、もし深刻な理由がないのであれば、できれば0歳児で復帰することをたらこはおすすめします。

たらこは産休を含めて10か月お休みを取りましたが、だいぶ仕事の勘を取り戻すのに時間がかかりました。それに何よりも、育休中って家事育児をするのがほとんど24時間家にいるママの仕事になりがちです。その期間が長ければ長いほど、仕事に復帰してからも家事育児がママの仕事になってしまいます。

産後半年~1年くらいで仕事に復帰した場合、パパもママもドタバタで大変ですが、両親が二人で協力しなければ毎日が回りません。なのでおのずとパパも家事育児に巻き込みやすくなります。

でももし2歳まですべての家事育児をママがやる生活をしていたら、仕事復帰と同時に家事育児を分担するのは非常に難しいです。ワンオペを避けたいなら0歳児復帰、がベストではないかとたらこは思います。(事情が許すのであれば)

ワンオペを避けるためにも0歳児で仕事復帰がおすすめ。
事情があって認可保育園に申込みをする場合は、他のパパママのためにも内定辞退する旨を書類に明記しましょう。

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