ムスメの作品をOpenSeaというプラットフォームでNFTとして販売するようになって約1ヶ月が経ちました。
ちょうどNFTが日本国内で盛り上がってきたところで参入できたのがとてもラッキーでした。仮想通貨もそうですが、早く始めることで得られるものは大きいです。(当然リスクも大きいですが・・・)
おかげさまでムスメの作品は現在、
- 定価販売(0.003ETH=約1,000円):即完売
- オークション販売:最高値0.095ETH=約3万円
- 二次販売(転売):最高値0.2ETH=約6万7,000円
と、高く評価してくださる方が多くいる状況です。本当にありがたいです。
ムスメの作品を購入してくださっている方は以下の2パターン。
- 純粋にムスメの絵を応援・評価していくださっている方
- 二次販売を目的とし、転売金額ー購入金額の利ざやを狙う方
どちらもムスメの絵に価値を感じてくださっているということは、本当にありがたいことです。
わたし自身もNFTを投資やコレクションとして購入していますので、どちらの気持ちもわかりますし、転売も大歓迎です。
話題のZOMBIE ZOO KEEPERくんの足元にもおよびませんが、今回は子どもの絵をNFTとして販売するメリットとデメリットをお話したいと思います。
子どもの絵をNFTとして販売するメリット
メリットはたくさんあるのですが、3つあるかなと思っています。
【知育】子どもに自信をつけ、才能を伸ばしてあげられる
わがやの場合、NFTの販売を始めて、これがいちばんよかったなと思えることです。
ムスメが保育園に通っていたころ、こじんまりとしたアットホームな保育園だったこともあり、ムスメは毎日楽しくすごしていたように見えました。
しかし小学校に入学してからは、保育園と比べて人数も圧倒的に多い環境や、それほど得意ではない勉強や運動を決まった時間にやらなくてはいけないこと、集団行動を強いられることの息苦しさに、学校に行くのを嫌がることもありました。
個人的には、学校なんて行かなくてもいいじゃん、という気持ちもありつつ、お友だちと楽しい思い出を作ってほしいという気持ちもあり、ほんとうに悩ましい気持ちでいっぱいです。
こんな感じでムスメは小学校入学以降、自信を失っているように見えました。
そんなムスメも、好きなことがありました。
ムスメは小さいころからお絵かきが大好きで、無心になって何十枚も絵を描くので、自由帳なんかではとても足りず、A4のコピー用紙を500枚単位で常備しているほど。
ムスメの好きなことを伸ばしてあげたいと思いながらも、なにをすればいいのかわからないまま、ムスメは家でひたすらお絵かきとマイクラとYouTubeに没頭する毎日でした。
そんなときにNFTを始めて、多くの方から上手だねとほめていただけたり、実際にお金を出して買ってくださったりすることで、ムスメは明らかに自信を取り戻したように見えました。
買い手を含めたサポーターのみなさんとのTwitterのやり取りに刺激を受けてマンガを描いてみたり
自分が持っているNFT(イケハヤさんから購入したウサ耳忍者)のゲームで遊んで楽しくなり、自分でもゲームを作ったりしています。
https://twitter.com/Artist7yChibi/status/1442280176629346306
【思い出】親子でいっしょにプロジェクトに取り組む楽しさを味わえる
お絵かきだけなら一人でもできますが、NFTの販売となると、確実に親のチカラが必要です。
しかもNFTの販売、わりとハードルが高いんですよね・・・ざっくりいうと、
- Coincheckなどの仮想通貨取引所でイーサリアムを買う
- METAMASKにイーサリアムを送金する
- METAMASKにPolygonネットワークを追加する
- OpenSeaにアカウントを作りMETAMASKと紐づける
- OpenSeaで絵を出品する
みたいな感じです。
スマホだけでNFTを販売する手順はこちらの本にとてもやさしく書かれています。
ただ、スマホだとOpenSeaとMETAMASKの連携が不安定なのと、スマホの紛失にともなう仮想通貨の盗難が心配なので、PCでやったほうが良いと思います。
スマホだけでNFTアーティストになる方法: PCなし・知識なし・経験なしでもゼロからはじめる新常識 (サムと…
Kindle Unlimitedの対象書籍なので、Unlimited会員は無料で読むことができます。
月々980円で対象書籍が読み放題なのでおすすめ!
技術的なことは親の単独作業となりますが、どの絵を販売するかを相談したり、わがやの場合はムスメの絵の物語(ストーリー)を販売ページにのせているのでそのヒアリングをしたり、親子の会話がふえました。
子どもが好きで描いた絵について親子で会話できるって、親にとっても子どもにとっても良いことだなと感じます。
そしてムスメの場合はありがたいことに多くの方に購入いただけるようになったので、
という親子の目標もできました。
【お金の教育】子どもが自分でお金を稼ぐ経験をさせてあげられる
最初にお断りしておくと、NFTを出品=売れるわけではありません。
わたしもムスメの絵を販売し始めても、ムスメのNFT用アカウントはフォロワーゼロ、OpenSeaの販売ページもViewゼロという状態でした。
そこからありがたいことに買っていただけるようになるまでに、親のわたしがやったことはこちらをご参照ください。
アメリカでは子どもが自宅の前でレモネードを売るなんて話を聞いたことがありますが、日本ではなかなかむずかしいですよね。
NFT販売のマーケティングはパパママにとって大変ですが、一点でも売れて「自分でお金を稼いだ」という経験を子どものうちにできれば、それは子どもにとって自信にもなるし、お金の勉強にもなると思うのです。
少なくともムスメはこのNFT販売の経験を通じて
- 「会社に所属してお給料をもらう」以外にもお金を稼ぐ方法はあること
- 安く買ったモノを、高く売ると利ざやでもうかること
- 高く売れるようになりそうなものに、人々は価値があると感じること
を学びました。
これってVUCAの時代を生きるには必須の力といっても過言ではありません。
子どもの絵をNFTとして販売するデメリット
デメリットというか、リスクがあるとしたら、こんなところ。
【費用】多少の資金がかかる
OpenSeaはPolygonでの出品であれば無料で使えます。
ただ、そこにたどり着くまでに
- イーサリアムを購入する費用
- イーサリアムをMETAMASKに送金する際のガス代
などがかかります。まぁ多く見て2万円ぐらいみておけば大丈夫ではないかと思います。
そして、仮想通貨って盗まれたり間違ったアドレスに送金したりすることで消えてしまうリスクがつきものなので、あくまで余裕資金でやることをおすすめします。
【時間】マーケティングに時間がかかる
メリットにも書いたように、NFTバブルとはいえ放置しても売れるものではないので、売ろうと思うならTwitterなどでのマーケティング活動が必須です。
- Twitter運用
- LINEオープンチャットでの宣伝
- TwitterやOpenSeaで売れているNFTのリサーチ
- 継続的な販売
などなど。
これが想像以上に大変です。売れるようになると楽しいんですけどね。
【勉強】仮想通貨およびNFTに関する勉強が必要
これを読んでくださっているパパママは仮想通貨もNFTも、それほど詳しくない方が多いのではないでしょうか。
わたしも仮想通貨は2018年ころからさわっていたものの、そこまで詳しいわけではありません。
ただ、新しいもの好きな性格なので、こういう勉強は苦になりません。
仮想通貨もNFTも、リスクがあるものなので、自分でググって調べることがとても重要です。質問するとだまそうとする悪い人もたくさんいる世界です。
なのでググって調べることができない方にはおすすめできません。大事なお金がなくなってしまったら悲しいですし。
【税金】確定申告がやばい(深刻)
売れた場合の話ですが、仮想通貨がからんだ利益の確定申告は非常に複雑です。
わたしは2018年ごろの確定申告で泣いたので、仮想通貨の税金計算方法が簡易化されるまで当分仮想通貨はいじるまいと決めていたのですが、NFTの魅力にはあらがえず・・・始めちゃいました。
しかもNFTってただの仮想通貨の売買よりもさらに複雑なので、どう確定申告するのかまったくわかりません(涙)
イーサリアムのガス代は経費になるの?でもガス代の履歴ってどこで見るの?子どもの作品を売っても親の所得になるの?などなど、わからないことがいっぱい。
以上が子どもの作品をNFTとして販売するメリット・デメリットでした。
ぜひお子さんとの思い出づくりや知育のお役に立てれば幸いです。
これからOpenSeaをはじめてみよう!というかたはこちら