書評

子どもがいなくてもおすすめ!『ユダヤ式「天才」教育のレシピ』

★★このブログで紹介しているものはリンクからAmazonに飛んで購入できます。★★

この本の唯一の欠点はタイトルに知的さがないことでしょう。また、前半も内容が薄いかな。偶然結婚したのがユダヤ人だったので、天才が多いというユダヤ人の教育の秘密を書きます!みたいなノリなので。

「与える」より「引き出す」! ユダヤ式「天才」教育のレシピ (講談社+α文庫)

「与える」より「引き出す」! ユダヤ式「天才」教育のレシピ (講談社+α文庫)

しかし内容は実に堅実。そして納得できることばかりです。当たり前のことも多いです。ちなみに本書が進める「レシピ」は以下の通り。

ユダヤ式 「天才 」教育 、七つのレシピ
[レシピ 1 ]本をあげよう !本でいっぱいの本棚を見せよう !
[レシピ 2 ]子供を観察しよう !
[レシピ 3 ]見せる 、体験させる 、感動させる !
[レシピ 4 ]子供をのびのび 、優秀に育てる三つの言葉 「どう思う ? 」 「よく思いついたね ! 」 「いっしょに答えを探そう 」
[レシピ 5 ]言葉と態度で 「信じてるよ 」を示そう !
[レシピ 6 ] 「あなたがボス 」であることを忘れずに !
[レシピ 7 ]時期が来たら 、親離れさせよう !

ユダヤ人の知識人へのインタビューが素晴らしい

この本の最も価値ある点は、ユダヤ人の学者5人に実際に会い、本人に生育歴や子育ての方針についてインタビューしている点です。この内容がとても素晴らしい。

中には幼少期に貧乏で苦労をしていたり、女性であることで迫害を受けるなど大変な苦労をした方もいて、その境遇にもめげずに努力し続けることの大切さと、どんなに貧乏でも親は子どもに教育を受けさせることの大切さを教えてくれます。

このインタビューだけでも、一読の価値があります。子どもがいなくても、人生のヒントが得られるでしょう。

しかもKindle版は594円と安い!文庫版も同じくらいの価格です。

本書を読んで実践しようと思ったこと

  • 子どもが円周率を習ったら、皿の円周率を測って実感してみる
  • 子どもには人間としてハッピーになってくれることを望む
  • 子どもには本を読んでやり、話しかけ、テレビはあまり見せない

「与える」より「引き出す」! ユダヤ式「天才」教育のレシピ (講談社+α文庫)

「与える」より「引き出す」! ユダヤ式「天才」教育のレシピ (講談社+α文庫)

こんな記事もおすすめ