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読書と旅行で人間の75%が形作られる

たらこは年間に100~200冊の本を読みます。また、たらこ家では年に5~6回の海外・国内旅行に行きます。

どちらも、平均と比べたら比較的多いほうではないでしょうか。時間とお金も、かなりかけていると思います。

出口治郎さんは50%が本、25%が人、25%が旅からできている

どちらも好きだから、というのがひとつの理由ですが、それだけではなく、考えがあってのことでもあります。
たらこの考えを述べる前に、最近読んだ出口治郎さんの本にドンピシャなことが書いてあったので、引用します。

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私がいろいろなところでよく話しているのが、「人間には学ぶ方法が3つある」ということ。
それは、人、本、旅の3つです。
ちなみに私という人間は、50%が本、25%が人、25%が旅からできていると思っています。
(人生の教養が身につく名言集 出口治郎)

まさにこれです。
出口さんの言葉を借りれば、(出口さんという)人間は75%が本と旅から作られているのです。

もちろん人から学ぶ25%も重要です。
人と話をしたり、フィードバックを受けたりすることで学ぶことはたくさんあります。
でも、それって割と当たり前ですよね。

本と旅で75%を占める、というところがこの主張のミソでもあり、たらこが深く同意する点です。

読書と旅行はハードルが高い

先述したように、人から学ぶのは当然であり、割と意識しやすいことです。
このブログの読者の皆さんの多くは会社員でしょうから、毎日会社に行って仕事するだけでも人とかかわっています。

でも、読書と旅行には人と話す以上のエネルギーと準備が必要です。
意識して時間とお金を作り、行動を起こさないとできないことなのです。

読書の場合、本を探し、購入し(または図書館で借り)、読破し、必要に応じてメモを取ります。

旅行の場合、家族と仕事の予定を調整して時期を決め、休暇を申請し、大まかな目的地を決め、回る観光地の詳細を決め、航空券を購入し、宿泊先を予約し、レンタカーを予約し、フライトの座席を指定し、パッキングし、出発し、現地では外国語でコミュニケーションを取り、写真を撮り、お土産を買い、帰国後もフォトブックを作り、マイレージの事後加算をします。

こんなに面倒なことをするのも、時間とお金を確保するのも、なかなか大変です。
たらこの周りでも、読書も旅行もほとんどしない、という方がたくさんいるのもうなづけます。

なぜ読書と旅行を重視するのか

そんな面倒くさい読書と旅行をたらこが積極的にしているのには理由があります。

読書からは、他人の成功と失敗体験を学ぶことができます。
自分で一からトライアンドエラーして学ぶことも大切ですが、できるだけ時間は節約したいもの。
他者の経験から学ぶのに手っ取り早く、しかも娯楽としても楽しめるのが読書なのです。

旅行からは、日常生活では経験できない感動や学びを得ることができ、人間性に深みを出すことができます。

たとえば、先日たらこはヨーロッパでナチスの迫害を記録した博物館に行きました。
本やテレビ番組で何度も見てきたことではありますが、拘留されていた実際の牢獄に足を踏み入れ、肉筆の手紙や亡くなった方の遺品などを実際に目にすると、本やテレビ以上に感じるものがありました。
きっと、ムスメにとっても記憶に残る出来事になったでしょう。

だからたらこは、読書と旅行を大切にするのです。
そうすることで、きっと「教養」とやらも少しずつ身についていくのだと信じています。

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