仕事

『「ワーママ」5年目に読む本』は本当に5年目のワーキングマザー必読書だった

ムスメは5歳。私はワーママ5年目になりました。

育休から仕事に復帰したてのころに比べると、仕事もプライベートも落ち着いてきましたが、子どもが大きくなるにつれて新たに考えなくてはならないことが出てきました。

ワーママ5年目の悩み事

習い事

たとえば習い事。話したり数をかぞえたりできるようになってきて、「この才能を伸ばすのは親の使命だ!」みたいな気持ちにかられるんですよね。

習い事については何度かエントリーにしています。

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小学校

そして小学校をどうするか。小学校受験はさせないことに決まっているのですが、今の住まいの小学校に入学させるのか、引っ越して隣の学区の小学校に入学させるのか、迷っています。

今の住まいの学区の小学校はこじんまりとした小学校。校舎は古め。児童一人当たりの先生の数も多いので目が行き届くし、ムスメの保育園は少人数なのでこちらのほうが合っているかなとも思うものの、児童数が少ないということはワーママの絶対数も少ないことが予想され、親がやりづらいのはやだなぁと思っています。あと、ちょっと遠い。

隣の学区の小学校はマンモス校で、帰国子女も多く、特別な教育などのモデル校にもなっているそうです。私の実家からも近いです。ワーママの絶対数も多いだろうし、公立なのに人気な学校なので魅かれるのですが、あまりにも大きな学校だとムスメが慣れるのに時間がかかりそうだし、児童一人当たりの先生の数は少なめです。

※隣同士の学区なので共働き家庭の割合は同じ程度だと思われますが、母数が多いほうが絶対数は多いという意味です。

学童と通学時の送迎

私は復帰直後からフルタイムで働いていますし、このままフルタイムを継続することになると思います。でも小学校の登校時間って保育園よりずっと遅いんですよね。朝はどうやって登校させればいいのか、実はまだ決まっていません。

民間学童は2箇所に入会金を払って契約しました。本当はひとつでいいんですが、最初に入会したところが、運動系のアクティビティがほとんどなく、広めのマンションの一室にわらわら子どもがいるような感じでつまらなさそうだったのです。そこで習い事もできる民間学童にも入会しました。

★★★

こんな感じで新たな悩みが出てきたワーママ5年目の私ですが、そんなときに救世主のようなタイトルの本に出会えました。その名も「ワーママ」5年目に読む本

『ワーママ』5年目に読む本

『ワーママ』5年目に読む本

パワーママプロジェクト
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著者グループの「パワーママプロジェクト」とは

著者グループの『パワーママプロジェクト』とは、WEB上でロールモデルとなるワーキングマザーたちのインタビューを定期的にアップしたり、母子向けのイベントを開催したり、輝くワーママを表彰する「ワーママ・オブ・ザ・イヤー」を発表している団体です。

『パワーママプロジェクト』は、パワフルで等身大のワーママ(ワーキングママ)のロールモデルをシェアして、明日の活力に繋げていくプロジェクトです。「パワーママ」は「周りにパワーを与えてくれるワーママ」と定義しています。

(パワーママプロジェクトHPより)

パワーママプロジェクト ママのロールモデルをシェアして、明日の活力に繋げるプロジェクト

私もWEBのパワーママインタビューをよく拝見しています。色々なタイプのワーママが紹介されていて、まさにロールモデル本を見つけるお手伝いをしてくれるようなWEBサイトです。とってもおすすめ。

ただ、そのパワーママプロジェクトが本を出版されているとは知りませんでした。本を出版することになったきっかけは、イベントに参加するママたちの声。

よく話題に上がるのは、仕事のこと、子どもの教育のこと、夫婦関係のこと、家族のお金のことなどなど。

そこで気づいたのが、皆ぼんやりとした悩みや不安は多いけれど、なかなか欲しい情報にたどり着けないということです。

(中略)仕事はこのまま続けるのか、ペースアップするのか、ペースダウンするのか
「小1の壁」も目の前。
子どもの習いごとはどうする?
2人目、3人目は
そろそろ親の介護も視野にいれなきゃいけない・・・

さまざまな側面で変化を迎えるタイミング、それがワーママ5年目なのです。

そんなママたちの迷いや不安を少しでも解消できるように、専門家や先輩ママたちにヒアリングをしてまとめたのがこの本です。

すべてのワーママ5年生にすすめたい!

前述したように、ワーキングマザーとして5年間働いていると、復帰当初とは違う悩みが出てきます。そんな悩める私たち、でもじっくり考える時間がなかなか取れない私たちに、愛と希望と喝を入れてくれる、そんな本です。

まっとうだけど、厳しい意見も書いてあります

たとえば第一章「キャリアアップ?ダウン?働き方を考える」の「時短からフルタイムに戻したほうがいいのかな?」という節では、リクルートワークス研究所の石原直子さんが

時短だからこの仕事はできませんとか、外出の多い営業は無理です、という姿勢のまま働き続けた場合、会社にとって、あなたを雇い続けている意味があるのか?ということを考えてみましょう。

時短で働き続けるのであれば、その代わりになる価値を会社に提供する必要があります。

この文章を読んで、私は頭を横から殴られたような衝撃を受けました。私はフルタイム勤務ですが、本来は私がやるべき残業や出張を、上司や同僚が進んで引き受けてくれているのに甘えてしまっているからです。

もちろん感謝はしていましたが、感謝だけじゃ足りない。私はもっと彼らや会社に価値を提供しなくてはいけないんだ、と改めて思いました。この気づきだけでも、本書を購入した意味があったように思います。

こんな感じで、結構厳しめなコメントも多いです。特にキャリアに関する第一章は覚悟を決めてから読んでください。

先輩ママのコメントからも学びがある

本書は先述のリクルートワークス研究所の石原直子さんのような専門家だけでなく、先輩ママからの等身大なコメントも紹介されています。

そんな中私が目から鱗だったのは、あるシステムエンジニアのワーママが幼稚園のPTAを経験した体験談。

PTAでの役割は会計です。(中略)幼稚園のお母さん方も実はスキルのある方が多かったりするので、先輩ママさんたちが作った完璧な前年度の資料を見るのも面白かったです。会計なんて、それまでまったくやったことのない世界だったので、PTAをきっかけに新しいスキルを学ぶことができたと思います。

この前向きな姿勢に感銘を受けました。PTAなんて絶対嫌だ、としか思えなかった度量の狭い私に比べ、「新しいスキルを学ぶことができた」ととらえる彼女のなんと柔軟で前向きなことか。

絶対そういう考え方のほうが良い人生送れますよね。私もPTAやるときは前向きにやろう!と刺激を受けました。まさにロールモデルに出会えた感じです。

だまされたと思ってとりあえず読んでみて

私のようにショックを受ける方もいるかもしれませんが、自分のキャリアについて、子どもについて、深く考えるきっかけを与えてくれる一冊です。

もちろん、延々とお説教が続くわけではありません。一節一節は短いので読み進められます。あなたがワーママ5年目なら、とりあえず読んでみてほしい、そんな一冊です。

「ワーママ」5年目に読む本

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