これまで見たTEDのプレゼンの中で、いやこれまでの人生で聞いた話の中で一番響いたプレゼン。
プレゼンターは北海道の町工場の社長、植松努さん。
植松さんの会社、植松電機はリサイクル用のマグネットを作る会社ですが、同時にロケットの開発もされていて、NASAが見学に来たりしているそうです。
どーせ無理、と夢を否定された少年時代
植松さんはおじいちゃんおばあちゃんからかわいがられ、おじいちゃんを喜ばせたいと宇宙にかかわる仕事を目指しましたが、小学生の頃、担任の先生から嫌われ、どーせ無理だ、と言われ続け、自信を失ったそうです。そのくだりは涙なしには聞けません。
おばあちゃんの教え
植松さんのおばあちゃんは樺太で豊かに暮らしていたところ、ロシア侵攻によりお金持ちから一転して一文無しになります。
そこで学んだ経験から、お金があったら貯金などせずに本を買え、本で得た知識は誰にも取られないし、お前を救うよ、と教えたそうです。
事実、先生からも友達からも夢を否定されて一人ぼっちになった植松少年を救ったのは、本の中のライト兄弟やエジソンでした。
たしかに本で得た知識や擬似体験は身を救うものだと思います。私ももっと本を買おう。
会社経営と成功と失敗
植松さんは会社を経営し、すぐに成功。しかしその後経営は傾き、2億円もの借金を抱えます。心もすさみ、他人を陥れることもあったと言います。
そんなとき、友人に誘われて児童養護施設へボランティアに行き、虐待を受けた子供の現実を知り、ショックを受けます。その後、小学生の先生にどーせ無理、とけなされ続けた少年時代のことを思い出したそうです。
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子供にどうせ無理、と言ってませんか?自信や夢を奪ってませんか?
どーせ無理、という言葉は人の自信や可能性を奪います。そして自信をなくした人は、お金でその自信を補ったり、自慢したり、他人の自信をなくすようなことを言ったりします。それをなくすために植松さんは活動を続けています。
植松さんの講演は夢を諦めずに頑張ることの大切さ、そして一歩でもいいから前に進むことの大切さを教えてくれます。また、子供に対してどうせ無理だと言ってはいけないということを教えてくれます。
たらこのつたない文章ではこのプレゼンの素晴らしさが1割も伝わらないので、ぜひ動画を見てください。20分くらいですが、音声だけでも十分感動します。たらこは家事をしながら何度も聞いて、泣いています。
NASAより宇宙に近い町工場
植松さんの著書、『NASAより宇宙に近い町工場』も読んでみたいです。Amazonレビューがすごい高評価!
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