私は独学で着付けを勉強したど素人です。
ちなみに着付けは『DVD付 手ほどき七緒 大久保信子さんの着付けのヒミツ』『DVDで着物の手ほどき 着付けと帯結び』で基礎を学べば独学でも十分身に付きます。
週末はできるだけ着物を着るようにして、本を見なくても着られるようになりましたが、いかんせん時間がかかります。しかも今の時期は汗だくに。
どうにかしてもっと早く楽に着付けができるようになれば・・・と模索していたところで、出会ったのがこの本。『着付けが簡単! 自分サイズに作る着物と帯』。
着物はおはしょりを縫い付けちゃいましょう、帯は切らない作り帯にしちゃいましょう、という本です。
もともと帯は作り帯しかつけない簡略派の私でしたが、着物もおはしょりを留めてしまうというのは画期的なアイディアに感じられ、やってみることにしました。
高価な着物や帯に針を入れるのは勇気がいりますが、幸い私が持っている着物や帯はお安くメルカリで購入したものが多いので、迷いなく加工できます。
おはしょりを縫い付ける着物の作り方
作り方は簡単です。
- まず普通に長襦袢→着物を着付けます。
- 腰紐を結んだ部分(つまりおはしょりの根元)を、着物を着たままざくざく安全ピンで留めていきます。
- 大体おはしょりが留まったら、上身頃と下身頃の端に、半分に切った腰紐を安全ピンでつけます。腰紐を結んだ高さにつけると結びやすいです。
- その後、着物を脱ぎます。おそらく上身頃と下身頃を一緒に留めてしまった箇所があるかもしれません。そこは安全ピンを一度外して、上身頃と下身頃を離してからそれぞれ安全ピンで留めます。まぁ、適当でいいです。
- 上身頃の衿先は裏が見えないように、折りたたんで留めます。下身頃はどうせ見えないので裏が見えてもかまいません。
着物は長方形の布をでこぼこした人間の体に巻きつけて着るので、おはしょりはまっすぐではなく曲がります。たたんではしまいにくくなるのが難点です。
本来はその後安全ピンでとめた部分を縫うのですが、縫わずに安全ピンのままで十分です。この本の著者も安全ピンのままにしているそうです。
おはしょりを縫った着物の着方
通常通り長襦袢を着付けた後、着物を羽織って腰紐を結ぶだけです。下身頃の腰紐は左の身八つ口を通します。
これで着物だけなら1分で着れます。
この本によると、しわになるので長期保管する場合は元の着物の形に戻して保管するほうがいいそうです。私はポリエステルの着物ばかりなのと、外すのは面倒なのでそのまま保管しちゃってます。