今回は育児休業から復帰する前、わたしが用意した「育休復帰前 面談シート」をご紹介します。
「育休復帰前 面談シート」って?
復帰前に職場へ挨拶に行く方がほとんどだと思いますが、もし何も言われなくても、1ヶ月前には自分から上司に「ご挨拶に伺いたいので面談のお時間をいただけませんか」とたずねてみましょう。そのまま放っておくとお互い不安になりますよ。
面談には手ぶらで行くのもNG。菓子折り以外に「育休復帰前 面談シート」を準備して持参しましょう。
これは復帰に当たって会社に知っておいてほしい情報をまとめたシートです。会社でフォーマットが決まっていればそちらを使いますが、わたしの会社にはなかったので自分でExcelで作りました。
項目を埋めていくと少しずつ復帰後の生活が見えてくる
このシートの良いところは、項目を埋めていくことで、少しずつ自分の復帰後の生活が見えてくるところです。何時に退社して、誰が何時にお迎えに行くのか。子供が風邪を引いたときはどのように対処するのか。そんなことを書けるといいですね。
「育休復帰前 面談シート」には何を書くの?
「育休復帰前 面談シート」の項目は以下の通り。
- 勤務開始予定日
- 育児短時間勤務利用の有無
- 時短「有」の場合、利用する理由
- 時短「有」の場合、利用期間
- その他、申請を希望する制度
- 勤務時間
- 保育園名・連絡先
- 保育時間
- 保育園の送り迎え体制
- 通勤時間
- 時間外労働が可能か
- 時間外労働「可能」の場合、事前調整に必要な日数
- 時間外労働や子が病気の時などの周囲の協力体制(配偶者、両親、ベビーシッター、病児保育など)
- 休業中の職場環境の変化などで知りたいこと
- 仕事の内容や役割分担などへの要望
- 復帰への意気込み
- 育休に学習や資格取得した内容
- 本人、子の健康状態など
- その他、知らせておきたいこと
それまでは漠然とした不安だったのが、これらの項目を書き出すことによって、具体的な行動として目に見えて理解できるので、不安が軽くなる効果が期待できます。
たとえば、
子どもが熱を出したらどうしよう・・・
という漠然とした不安だったのが、
朝起きた時点で子どもが熱を出していたら、登録しておいたベビーシッターに電話をして、8時に子どもを引き渡して、それから出社するから出勤が15分遅れるな。
のように、具体的な行動として見えるようになります。
「育休復帰前 面談シート」を持参して復帰前面談に臨むメリット
この面談シートのメリットはあなたの不安を軽減するだけではありません。
あなたの上司が何度も部下の育休復帰を経験している場合にはあまり問題はないかもしれませんが、そういうケースはまだまだ少ないはず。
復帰を控えたママ自らがこの面談シートを持参することによって、誰が保育園のお迎えに行っているのか、延長保育の時間は何時までなのか、急な残業には対応できるのかなど、上司に知っておいてほしいことをやんわりと伝えるツールにもなるのです。
また、復帰に対する意気込みを書く欄もあるため、職場への感謝の気持ちや頑張ろうという気持ちを文字としても残せるのも魅力です。
「育休復帰前 面談シート」が働くママの要望を上司に伝えるクッションになる
働くママの要望をやんわりと伝えられるというのもポイントで、面談シートなしだといきなり「保育園には19時までにお迎えに行かなくてはならず、急な残業には対応ができないんです」と切り出さなくてはいけなくなり、自分の要望を一方的に伝えてしまうことになります。
しかしこの面談シートをはさむことで、その要望を客観的に伝えることができるのです。この効果も大きいですよ。
大丈夫、きっと何とかなりますよ。
一緒に頑張りましょ~!!