いきなりですが、小1のムスメが不登校ぎみになりました。
以前から
とは毎日のようにいっていたのですが、とうとう木曜・金曜と2日連続でお休みしました。
いざ子どもが不登校になったとき、共働き家庭としてどのような壁があるのか、参考書籍などをご紹介したいと思います。
- お子さんが不登校になりそう/なったばかりで不安
- 不登校の子を持つ親として読んでおくべき書籍を知りたい
- 共働きなので子どもを家で見てあげられない。どうすればいいのだろう
- 学校に行かない間、勉強はどうすればいいのだろう
といったことに悩んでいるパパママ
不登校に対する私のスタンス
まず、不登校について私の本音をお伝えしておきます。
わたしはそれほど学校に行く意味があるとは感じていません。
学校という場は、費用も安く勉強もさせてもらえるし、社会に出るまでの集団生活の練習にもなるし、コストパフォーマンスの良い場です。
楽しく学校生活が送れている子なら、ぜひ通えばいいと思います。それが親としても一番ラクです(笑)
でも、学校に「がんばって」行かなくてはいけない子が一定数います。本当におなかが痛くなる子がいます。
そんなつらい思いをしてまで、行く価値ってあるのでしょうか。
学校は「がんばって」行く場ではない
もちろん学校で友だちと遊んだり、みんなと一体感をもってなにかを成し遂げる経験がプライスレスなのはわかっています。
でも、つらい思いをして行っている時点で、その価値ある経験はできていないわけですよね。
無理をして学校に行き続けた結果、心を病んでしまったり、悲しいことに自ら命を絶ってしまう子がいます。
わたしはぜったいに、ムスメを失いたくない。
それが大前提です。自分への戒めもこめて、最初にかきました。
共働き家庭の限界:家で子どもを見てあげられない
しかし、学校に行かないということは、子どもの面倒を家で見るということになります。
わが家は共働きです。
わたしはフルタイム勤務で、在宅勤務は認められていません。技術的にはできるんですが、会社が認めてくれません。
コロナで緊急事態宣言が発令され、しばらくして一部在宅勤務が許されましたが、緊急事態宣言が解除されたのと同時に禁止。オフィス勤務に戻りました。
トップが代わらない限り、この会社では在宅勤務がノーマルになるのは無理そうです。
幸いオットの会社は在宅勤務ができます。たまになら学校を休むことができるのは恵まれた環境だと思います。
しかし、朝から夜中までずっと電話会議をしていて、「面倒を見る」ことができるほど恵まれた環境ではありません。そして、当然ですがオットもオフィスに出社しなくてはならないことや、数日間出張することもあります。
共働き家庭にとって、不登校とは親の転職や退職の決断を余儀なくされる、おおきな問題です。
子どもが不登校になったら会社を辞めるしかないのか
まだ一人で家にいられない年齢のお子さんが不登校になったら、共働き家庭はどうすればいいのでしょうか。
こんな選択肢があります。
- 在宅勤務できる会社に転職する
- 退職してフリーランスになる
- 別の学校に転校・登校させる
- フリースクールに入学させる
在宅勤務できる会社に転職する
いまの職場で在宅勤務できる仕事に移る・認めてもらうことができれば、それが一番だと思いますが、そうもいかないことが多いでしょう。
そんな場合は、残念ながらいまの会社では学校に行かなくなった子どもの面倒を見るのは難しいかもしれません。転職して在宅勤務できる仕事に就くのもひとつの方法です。
コロナ後は在宅勤務ができる会社の求人は大人気だそうです。
退職してフリーランスになる
アメリカでは約半分の社会人がフリーランスなのだそう。日本でも多くのYouTuberがフリーランスを推奨しているし、その流れがきていますよね。
独立して稼ぐスキルや経験をお持ちの方は、会社に所属せずフリーランスとして業務委託で仕事を請けるという働き方も、人生の自由度をアップさせるのでおすすめです。
別の学校に転校・登校させる
もしお子さんの不登校の原因が、特定の人間関係なのであれば、転校することでその原因が取り除かれるので、学校に通えるようになることもあります。
都市部に住んでいる方であれば、通える範囲に学校はほかにもあると思うので、選択肢の一つとして検討してみるのもよいでしょう。
フリースクールに入学させる
うちのムスメがこのタイプなのですが、集団生活そのものが合わない場合は、転校という方法でも問題が解決できそうにないこともあります。
と言います。
学校の息苦しさを感じる子はこう思います。
- 好きな時間に好きなことをしたい。自由にトイレに行ったり水を飲んだり絵を描いたりしたい。
- やりたくないことを強制されたくない。音読しろとか算数をやれと言われたくない。
- 「隣の子と話し合ってみましょう」と言われて話し合うのが面倒/恥ずかしい。話してくれない。
- クラスメイトの話題についていけない/興味がない。
そんな息苦しさを抱えて、楽しくもない学校に通うのは苦しいはず。
フリースクールは、そういう子にも居場所を与えてくれます。同じような状況の子がたくさんいるので、学校よりも通いやすいと感じる子も多いようです。
自宅から通える距離にある場合は候補のひとつに考えてもいいですね。
【保存版】東京の不登校対応フリースクール21選を調査【メリット&デメリット】
子どもが不登校になったら読むべき本
不登校になった子どもを持つお父さんお母さんは、こんな不安をお持ちだと思います。
- 無理やりでも学校に行かせたほうがいいの?
- 行かなくていいと言ったら不登校が定着してしまうのでは?
- 不登校の原因はなんなの?
- 学校への対応はどうすればいいの?
- 勉強はどうやって見ればいいの?
- 将来、自立できるの?
そんな疑問には、不登校に関する書籍が助けになります。
不登校に関する書籍には、
- 専門家が書いたもの
- 不登校の経験者が書いたもの
- 不登校の子を持つ親が書いたもの
があります。
わたしのおすすめは、3つのパターンぜんぶをまんべんなく読んでみることです。
少なくとも、元不登校だった経験者本人が書いた本はかならず読んでおいたほうがいいです。
その理由は、お子さんの気持ちが理解できるから。
わたしたち親は、どうしても
と思ってしまうもの。
子どものことを理解しようと思っても、当事者でないとわからないつらさがあるのです。
もちろん不登校の子も一人ひとり事情が異なるので、本を読めばすべてが理解できるなんて思ってはいけません。
それでも、「学校に行けといわれることは、そんなにつらいことなのか」ということが理解できるだけでも十分価値があります。
そこで、お子さんが不登校になったときに読むべきおすすめの本をいくつかご紹介します。
専門家が書いたもの
ざっと数冊読んでみて、(自称?)専門家が書いた書籍はレビューが高評価であっても注意が必要です。
なぜかというと、自分の主張(たとえば無理やりでも登校させるべき、とか)が強すぎるためです。
不登校の子を持つ親は不安です。だからこそ、そうやって主張の強い言い切り型の専門家の言葉を信じたい。子どもの不登校が終わると信じたいのです。高評価レビューも、信者的な要素が強いなと感じました。
これは極端すぎて良くないかも・・・と思った本はご紹介していませんが、ご紹介する本であっても、「これだけが正解ではない」という気構えで読んでください。
不登校は9タイプ: 教室復帰の7ステージと不登校の抱える6つの不安心理の説明書 (不登校教育研究所)
著者の青田進さんは25年以上前から不登校教育に携わり、1万人以上の不登校家族にアドバイスしてきたカウンセラー。メルマガやブログなどで情報発信をされています。
中立とまではいきませんが、不登校を9タイプに分けていて、「不登校児」とひとくくりにせず、いろいろなタイプがあることを認めている点で好感がもてました。
また、『不登校解決の7ステージ』は参考になりました。
この本はKindleUnlimited読み放題の対象本なので、タダで気軽に読めます。
現在Kindle Unlimitedは99円で3か月間使えるというキャンペーン中です。
不登校の経験者が書いたもの
著者の小幡和輝さんは、小学生のころから約10年間の不登校を経験。あるきっかけでさまざまなプロジェクトに関わるようになり、高校3年生で起業されたそうです。
#不登校は不幸じゃない というハッシュタグで情報発信をしています。上に挙げたフリースクール一覧のリンクも小幡さんのサイトです。
この本がすごいのは、家入一真さんなどの不登校経験者でもある著名人を含め、たくさんの不登校経験者のインタビューが載っているところ。いろんなパターンを網羅しているから、お子さんの状況に近いケースが見つかるはず。
脳科学者の茂木健一郎さんも帯で絶賛しています。
この本は凄い。学校に行けない子どもたちに、「居場所」を作ってくれる。
小幡さんや家入さん吉藤さん、いろいろな人の話を読んでいるうちに、大丈夫、人生は楽しいと納得できる。
小幡さんには、愛があるなあ。――茂木健一郎(脳科学者)
不登校の子を持つ親が書いたもの
著者の韮塚かおりさんは、3人の子供の不登校を乗り越えた母親カウンセラー。
実体験と1,800件のカウンセリングを行い、10年間かかってたどり着いた「全ての不登校に共通する」シンプルな根本解決法を提案しています。
彼女の本の良いところは、親も子どももありのままを受け入れようと提唱されている点。だれが悪いわけでもないんです。そういってもらえるだけで救われます。
「本質的解決法は、不登校の子供の状態をありのままに受け容れることです」
「親は、罪悪感・罪責感を手放し、どんな自分であっても受け容れてください」
「親が子供の問題を 問題とせず、精神的自立をすることです」韮塚かおり. 長引いた不登校の根本解決法 (Kindle の位置No.200-202). Kindle 版.
不登校でも勉強する方法はある
学校に行かないということは公共の教育が受けられないということ。つまり自力でなんとかするしかありません。
勉強のやり方はいろいろありますが、現実的なのは以下の方法です。
- 家庭教師をつける
- 学習塾に通う
- フリースクールに通う
- 通信教育教材を使う
家庭教師をつける
最もお金がかかる方法ですね。しかし優秀な先生に当たれば子どもの性格や学習状況に合わせてきめ細やかな指導をしてくれる可能性があります。
外に行くことができないお子さんにおすすめの方法です。
学習塾に通う
「学校」という場にはいけないけれど、学習塾なら大丈夫という場合は、家庭教師より費用をおさえることができます。
個別指導を行う塾と集団授業を行う塾がありますが、お子さんが嫌がらないのであれば、集団塾でほかの子どもと交流する機会をもたせるのもよいと思います。
ほかの子との交流を嫌がったり、勉強に遅れが出ている場合は個別指導塾がいいですね。
フリースクールに通う
フリースクールについては上にあげたとおり、同じような状況のさまざまな年齢の子が集まって学ぶ場です。
きめ細かな学習指導ができる場ではないので、学校と同じレベルの学習状況をキープしたいならば、通信教育や家庭教師などと併用する必要があります。
【保存版】東京の不登校対応フリースクール21選を調査【メリット&デメリット】
通信教育教材を使う
これが一番安価でお手軽な方法ではあります。
ただ、小さな子の場合は親が勉強を見てあげたり、子ども自身が自主的に勉強を進めていけないと、通信教育だけで学習レベルをキープするのはむずかしいでしょう。
スマイルゼミ
わが家では以前からタブレット学習のスマイルゼミ
を使っています。内容はとても良いのですが、ムスメが自分で勉強をする、というまでは至っていません。むずかしい・・・><
チャレンジタッチ
似たようなタブレット教材にはチャレンジタッチがあります。一時期スマイルゼミから浮気して並行して取っていましたが、タブレットと教材の品質が悪すぎてすぐにやめました。スマイルゼミ
をおすすめします。
すらら
これまで知らなかったのですが、オンラインで受講できる「すらら」というコースがあります。
すららの特徴は、無学年形式。お子さんの学習状況によって学習設計が行われるので、勉強が遅れている子にもぴったりです。
「すららコーチ」がつくのがいいなと思ったのですが、「保護者」のサポートなんですよね。オンラインの家庭教師みたいな使い方ができれば最高なのに・・・と思いました。
有料オプションでもいいのでやってほしいです。
子どもが不登校になったときのまとめ
- 子どもの命がなによりも大事。
- 共働き&在宅勤務ができない場合は、子どもを家で見ることができないので、転職などの検討が必要。
- 学校に行く代わりに、フリースクール/塾/家庭教師/通信教育などの方法をつかって勉強をする必要がある。
お子さんが不登校になったら、「わたしの育て方が悪かったのだろうか」と思う方が多いでしょう。わたしも一瞬ですが、
と思いました。
でもね、自分のことも、お子さんも、責めないでほしいんです。責めて事態が好転するならまだしも、悪化することしかないはずです。
まずは不登校になったことを認め、受け入れる。そして、未来のためになにができるか、お子さんと一緒に考えていきましょう。
まずはこちらの本からスタートするのがおすすめです。
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