お子さんをアート(美術)に触れさせていますか?
「たまに美術館へ行ったりはするけれど、そのくらいかな…」
そんな方も多いかもしれません。
「世界のエリートは美意識を鍛えている」
そう聞くと、ちょっと焦ります。
でもそんなに気負わなくても、家庭でできるアートとのふれあい方をご紹介します。
世界のエリートは美意識を鍛えている?
山口周さんの書籍によると、彼がコンサルタントとして接した世界中のエリートビジネスパーソンたちは、アート(美術、演劇、文学など)に通じていたそうです。
つまり、アート(美意識)とサイエンス(論理力)の両方を鍛えることが、ビジネスには必要だと説きます。
実は、日本人はアート好きな国民だそうです。
たしかに美術館の企画展に行くといつもすごい人混みです。
でも、アートを鑑賞する人は多いけれど、絵を描いたり作品を作っている方は少ないのだそうです。
つまり、家庭でアートに触れる機会を増やすことが効果的だということです。
美術教室、創作教室、お絵かき教室に通わせる
手っ取り早いのが習い事として教室に通うという選択です。
たらこも子どもの頃にお絵かき教室に通っていた時期がありました。
学校では図工の時間にしか絵の具を使えないし、絵を描くのが好きだったので楽しい時間だった記憶があります。
たらこは美術の道に進んだわけではありません。
でも、パッと思いつくことだけでもお絵かき教室に通ったおかげで以下のような利点がありました。
- レタリングに興味を持ち、ミーティングのファシリテーションなどで見やすい字を書けるようになった
- ミーティングのファシリテーションなどでちょっとしたイラストを描くのに抵抗がない
- 色彩のセンスが磨かれ、仕事でちょっとしたポスターなどを作る際に役立っている
- 色使いやイラストに抵抗がないので、マインドマップもとっつきやすかった
ムスメにもお絵かき教室の体験をさせたのですが、割と放任主義なお教室だったので「これなら自宅でもできるかも」と思って通わせませんでした。
今のところは次に挙げるような方法で、アートに触れさせています。
絵の具、色鉛筆、クレヨン、A4コピー用紙をふんだんに与える
たらこのムスメはお絵かきが大好き。
家には以下のような画材が、ムスメがいつでも遊べるように常にそろえています。
- 絵の具・・・24色以上
- 色鉛筆・・・50色以上
- クーピー・・・12色
- クレヨン・・・12色
- A4コピー用紙・・・300枚以上
特にA4コピー用紙をどっさりおいておくのはおすすめです。
ムスメは帰宅するとまずお絵かきを始め、1日何十枚も絵を描いています。
お絵かきをしているときのムスメはまさにフロー状態。
フロー状態になれるほどパッションを注げることがあるのはポジティブ心理学的にも良いことなので、この環境をぜひ続けてあげたいです。
おすすめ画材
たらこが揃えているのはこちら。
画材ではないけれど、コスパ最高なA4コピー用紙。
500枚で500円くらいなのでいくらでも描かせてあげられます。
サクラクレパスのマット水彩絵の具はフタがなくならないのがすばらしい!
色鉛筆はファーバーカステルを使っていますが、三菱などでも良いと思います。
美術館やアートの展覧会へ連れて行き、ポストカードを買う
子どもは感性が豊かなので、美術館やアート展覧会に連れて行くと必ず刺激を受けて帰ってきます。
ムスメの場合は、見てきたことを思い出しながら家で絵を描く、という形で表現します。
美術館へ行ったときは、必ずミュージアムショップでムスメにポストカードを選ばせています。
グッズでもいいのですが、ポストカードだと写真立てに入れて飾りやすいので。
チェコのミュシャ美術館では、それを選ぶんだ!と驚くような一枚を選びました。
ムスメからたらこも刺激を受けています。
美術館などが開催するワークショップに参加させる
各美術館では子ども向け、親子向けのワークショップを開催しています。
そういった情報にアンテナを張っておき、申し込んで参加するようにしています。
2018ワークショップ夏「自然のモチーフで遊ぶ」 | 目黒区美術館
ワークショップ | ワークショップ | 子どものアトリエ | 教育・創作体験 | 横浜美術館
アートな本を自宅に置く
写真が美しい大型本や図鑑などは惜しみなく買うようにしています。
たらこの実家にも百科事典がひとそろえありましたが、それを眺めるのがすごく好きだったので実践しています。
バレエやオーケストラ、能楽など多種多様なアートを鑑賞させる
アートは絵画だけではありません。
バレエ、オーケストラ、能楽、歌舞伎など、いろいろなアートにふれる機会を持つようにしています。
以前は能楽の子ども向けワークショップに参加しました。
ムスメは帰宅後も「よーおっ、ぽん!」とマネをしたりと、刺激を受けたようです。
未就学児が参加できるイベントはあまり多くないので、日ごろからアンテナを張り、積極的に探して参加するようにしています。
美意識は親の努力次第で磨ける
たらこは楽器が弾けるわけでもなく、アーティストなわけでもありません。
それでも、上に挙げたようなことならば親の努力次第で実行することができます。
日常生活にアートの要素を入れることで子どもの可能性が広がるならば、ひとつだけでも実践してみてはいかがでしょうか。
個人的にはお絵かき用にA4コピー用紙を常備しておくのが一番おすすめです!
本もぜひ読んでみてください。