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『発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術』は発達障害でなくても勉強になる

私は診断を受けたことがあるわけではないのですが、自分自身は発達障害ではないと思います。

理由は、発達障害の方が苦手だと言われる「空気を読む」だとか「同時並行で複数のタスクを処理する」ことは割と得意だと自覚しているからです。

なぜいきなりそんな話を始めたかというと、話題の本、『発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術』を読んだところ、とても勉強になったからです。自分でも取り入れてみようと思うことも書かれていました。

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

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発達障害と定型発達の違いはなんだろう

あまりにも勉強になったので、果たして発達障害と定型発達の違いはなんだろう、と考えてしまいました。この本の巻末に精神科医の先生がこう解説しています。

この本をお読みになった人の中には、発達障害と、そうでない人の境目が曖昧だと感じた人もいらっしゃるでしょう、。その認識は、全く間違っていません。

そもそも、ASDにせよADHDにせよ、発達障害とは、スペクトラムな概念です。つまり、白黒はっきりつけられるものではなく、定型発達(いわゆる正常)との間には無限のグラデーションがあります。

つまりはいわゆる正常な人と発達障害な人ははっきりと分けられるものではない、ということです。

空気を読むのは苦手ではないし、マルチタスクも得意な私であっても、実はお酌をするとか、挨拶を返さない人に挨拶をするとかについては、あほらしいと思う点は著者の借金玉さんに激しく同意します。

これは私にももしかすると発達障害の要素があるということなのかもしれないし、そうでないのかもしれない。というか、あほらしいと思いながらも割り切って実行する借金玉さんは私なんかよりずっと大人です。

著者の借金玉さんはどんな人か

著者は「発達障害のの僕」とタイトルにつけるくらいなので、発達障害の診断を大学生のときに受けている32歳の男性です。

成績は良かったけれど、大学時代はアルバイト先で先輩といざこざを起こしてアルバイト先を転々とし、新卒で入社した大手企業では人間関係をうまく築けずに薬とアルコール漬けになって2年で退職

その後自分で起業して会社をつぶし入院と自殺未遂を繰り返しながらも「発達障害の僕が「食える人」に変わった仕事術」を編み出し、現在は薬を飲みながら小さな不動産会社で営業のお仕事をされています。ご結婚もされているようです。

つい数年前まで薬とアルコールで酩酊するような日々を繰り返していたようですが、この本にはその悲惨さはあまり感じられません。なんとか状況を良くしてやろうという生命力を感じます。これだけ内省と改善を実行に移せる人はなかなかいないでしょう。

ワーママも実践したい仕事術

本書には31の発達障害の僕が考えたハックが紹介されています。ワーママ的に勉強になったものをいくつかご紹介します。

挨拶を返さない先輩に、挨拶をしなくていいわけではない

多くの人にとっては当たり前だと思うことかもしれませんが、私自身は、挨拶を返さない人に挨拶をするのが嫌いです。(幸い周りにそういう人はいませんが、あまり関わらない人でたまにいます)

でも借金玉さんはこう言います。目から鱗が落ちました。

自分が挨拶しないから、相手もしなくていいとは決して思っていないからです。得になるならタヌキの置物にでも挨拶すればいいじゃないですか。会社の不愉快な置物にも挨拶しましょう。うまくいくと、不愉快じゃない置物に化けるかもしれませんし。

そうですよね。タヌキの置物だと思ってこれからはにこやかに挨拶することにします。

「蒸気アイマスク」と「ヘッドフォン」で五感を断ち切る

うつ状態のときにはタイマーの音など耳に入らないほどの強烈な過集中がよく起きるそうです。

そんなときは蒸気アイマスクで視界をさえぎり、ヘッドフォンでやわらかい音楽を流すことで五感を断ち切り、休息をとるそうです。

ワーママがリラックスするのにもよさそうだと思います。

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ペイペイ祭りでちょっと狙っているのがBOSEのノイズキャンセリングイヤフォン。いやいやもうこれ以上散財しちゃだめだ・・・

ペットボトルの飲み物で二度寝防止

朝は多くのワーママにとってもつらいものですが、発達障害の方にとっては「辛い一日が始まることを受け入れる苦難の儀式」なのだそうです。

そんな借金玉さんが編み出したハックがこちら。

枕元から1メートルほど離れた場所カフェインの入った飲み物のペットボトルを1本用意して、目覚まし時計が鳴ったら何はなくともこれを取りに行って飲む

1メートルという距離と、ペットボトルという点がミソなのだそうです。

ひとつでも役に立つハックがあれば儲けもの

私は本を読むとき、ひとつでも役に立つ考えがあればもうけものだと思っています。そして役に立つと思ったことをEvernoteにメモして書きためて、たまに読み返しています。

本書にもいくつか、私にとって勉強になること(ハックだったり、考え方だったりします)が書かれていました。皆さんにもいくつか刺さる内容があるのではないかと思いますので、発達障害の方であってもそうでなくても、ぜひご一読をおすすめします。

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

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借金玉さんが勝間和代さんとADHDについて対談した記事も興味深く読みました。

勝間和代「発達障害でも挫折しなかった」ワケ

今振り返ると僕も、発達障害の人が自分を変えようとするのは本当に無駄な努力だと思います。むしろ、やればやるほど病んでいきます。

この借金玉さんの一文はとても考えさせられます。私が理解するに、借金玉さんは「他人が自分に合わせろ」と言っているのではなく、「自分ができないことを無理にできるようにするのではなく、できないことを他人に手伝ってもらったり、できないことをライフハックや工夫で問題にならないようにする」ことを言っているのだと思います。

これは誰にでも言えることなのかもしれません。私たちには誰しも得手不得手があります。苦手なことを無理にできるようにするのではなく、苦手なことは外注するなりライフハックで補えばいいのです。私もそう思います。

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